９月のツーリング・レポート

日時：９月２６日（土）ＡＭ８時集合　天候：曇りのち雨　参加者：男性９名女性３名

２度あることは３度ある。今回も雨・・・「まいったな」。

１０分前に集合場所に行ってみると、初参加、沼田さんが来ていた。

「宜しくお願いします、初心者なので」確かにテールランプに初心者マークがついている。なるほど。８時になると、

ぞくぞく集まってくる。雨の予報だったが、現在は曇っているので、意外に参加者が多い。特に女性が３名も来てく

れているのがうれしい。

「さて、今日は予定通り、井川湖に行きますか。」

「そうだね、そろそろ出発しよう！」、初参加のお風呂田ー野愚痴さんが、レインウエアを着はじめる。

「着ますか。」

「たぶん、降ってないのはここだけだと思いますよ。」

全員、レインウエアを着て、8時30に集合場所を出発した。直ぐに東名高速に乗り、第一休憩ポイント富士川ＳＡ　

を目指す。ブロンコ（知ってます？ヤマハのオフ車、セローと同じエンジン）で初参加の黒澤さんを気遣って6台ほど

で100キロ未満で高速を巡航した。やはり途中雨となり、レインウエアを着ていて良かった。

富士川ＳＡ付近は、雨は降っていなかったし、晴れ間も見えてきたので、レインウエアを脱ぐことにする。

「清水インターでおりますので、宜しく。特に岩崎君たのむよ！」

（昔、彼は、降りるインターを通過してしまったことがあるためである）

全員無事に清水で降り、1号線のバイパスに入る。ところが、ここで人数が多いため、二手に分かれてしまう。しか

し、今回は、無線が4台あるので安心、直ぐに連絡をとりあい、合流成功。こういうとき本当に無線は有り難い。

バイパスをしばらく行くと、寸又峡の表示が出てくる。県道27号線を北上する、当初、私の今回の計画では、コンビ

ニでお弁当を買って外で食べようと思っていた、しかし、今回雨が心配なので、やはり食堂で食べることにする。ま

ずは、井川湖を目指す前に、食事堂を探すことにする。

「この辺はあまりないんですが、私一軒だけ知ってますので、そこに行きましょう」。

29号線に入り、梅ケ島温泉近くの食堂を目指すことにする。途中またもや、雨が降ってきた。着るか着ないか迷っ

たが、これから、山に入っていくので、着ることにする。全員着たところで、走り出すと、突然豪雨になる。

「着て良かった」と無線で話し合った。

この27号・29号は、道も広いし、景色もいいので私の好きな道です。今年既に3回目ですが、いつ来ても気持がい

い。梅ケ島温泉に着いたときは、丁度12時頃昼時でした。

本当は温泉でも入りたいが、今回はやめておいて、食事をすることにする。私は前にもこの店に入ったが、あまり

美味しくなかった（文句言うなら食うな）。メニューもうどん・そばがメイン。私は、前の日に歯医者にいったばかりで

歯が痛いので丁度いいが、大盛りをたのんでも量が少ないし、はっきり言って美味くない。でも、お店がここしかな

い。大食漢”政氏”も物足りなそう。ふと見ると、沼田さんが元気がない。先日の ミーティングでは、かなりはしゃ

いでいたのに。

「どうしたの？」

「疲れた、だって山道走るの初めてなんです。」

「・・・怖いな。」

さて、29号を引き返すことにする。オフ車ならここから安部峠を越える道は楽しいけど、ちょっとオンロードだと辛

い。途中またもや、豪雨に襲われる。凄い雨、あっという間に道が川のようになる。女性たちは大丈夫だろうか。無

線で「やっぱり今回は井川湖は諦めよう。」ということに決めた。

「そう言えば、坂元さんはまたもやレインウエアを着ていないんじゃない。」

「そうみたい。」

しばらく走ると、雨はやんだ、トイレ休憩をとる。バケツの水を頭からかぶったような坂元さんの無残な姿に爆笑と

なった。黒澤さんは、ソフトクリームを食べていた。

「寒くない？」

雨もやんだので、また、井川湖を目指すことにした。２７号線を井川湖方面に走る。この道は、昨年倶楽部で来た

が、道は細いし霧と雨でとても怖かった。今回も同じ状況。でも、車はいないし、ゆっくり行けるので楽だ。晴れてい

れば、とても素晴らしい道だろう。またもや、豪雨、と思ったら、晴れたりする。おかしな天気。

「こんな天気は、長年ツーリングしているが、この目まぐるしい天候の変わりぐわいは初めてだ！」と政氏は言う。

井川湖手前で、少し、戻り富士見峠で休憩をとる。この休憩ポイントではじめはお弁当を食べようと思っていた。こ

のポイントは、ツーリングマップルに「南アルプスの展望は圧巻」と書いてあったが、以前晴れているとき来たが、な

かなかのもの、でも圧巻というほどではない。今回は霧で何も見えない。

折角来たのだから井川湖に行こうということになった。私は、直ぐに着くだろうと思っていると、意外に距離がある。

およそ１０キロ程だが、雨と霧と寒さで長く感じた。それにしても、車がいない、バイクもいない。我々だけが、ぞろ

ぞろ走っている。

やっと井川湖にある、井川五郎ダムに到着。既に４時を過ぎていた。写真を撮って、トイレ休憩、この井川湖周辺

はトイレの数が多く、しかもきれいなのがとても有り難い。さて、４時半を回ってしまった。暗くなる前に山を下りよう

ということになり、清水インターを目指した。我々が走り出すと、また雨が降ってきた。

井川湖の帰りは県道１８９から帰ることにする。この道も晴れていればなかなか楽しい、またまた、雨、しかも豪雨

今日一体何回目だろうか。ブーツカバーをしていない方と、防水でないグローブの方は、冷え切って、手足はしわく

ちゃになっているだろうな。それにしても心配なのは、今日初めて来てくれた、女性の方々。

「初めてのツーリングがこれじゃあな、もう来てくれないんじゃないの。」

「確かにそれはいえる。」

「それにしてもこの天気でよくついてきてくれるね。」

「ほんと、ほんとたいしたもんだよ。」

「まだ、乗り始めて間もない方ばかりだもんね。」

「こんな天気で、井川湖は初心者の方に少々辛いよね。」

「このコース誰が決めたんだよ。」

「・・・・。でも雨は俺のせいじゃない！」

６時には、清水インターに着きたかった。しかし、私の予定は甘かった。日も落ちてしまい、雨は相変わらず、イン

ター手前２０キロほどのところで休憩する。

「沼田さん、疲れましたか？」

「はい、私、山道は嫌いなんです」無茶苦茶疲れている。小原さんは、結構大丈夫そう。

黒澤さん曰く「ブロンコは高速つらいけど、山道でも雨でも楽ですから、ぜんぜん大丈夫です」。

なかなか頼もしい。

清水インターに着いたのは、７時頃だった。高速に乗って、愛鷹ＰＡで待ち合わせ、高速はフリー走行。

高速に入っても雨は凄い、沼田さんの走りもいきいきしてきた模様。

「私、山道は嫌いだけど、高速は好きなの。」と言っていた。

８時くらいになってしまい、お腹が空いた方は、うどんを食べた。

愛鷹ＰＡにて、「皆さんおつかれさまでした。今日は、少々予定より帰りが遅れてしまいすいません。それでは、解散

します。気をつけてお帰りください」

走行距離４００キロ位だと思う、厚木インター到着は９時を過ぎていた。

報告者　林道の伝道使

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